RDPしたWindowsサーバからWorkspaces環境にRDPしてファイルを取得してみた
どうもコンサルティング部の後藤です。
一時的で良いからWorkspaces環境からローカル環境やEC2(Windows)等にファイルを持ってきたい!ってありませんか?
そういった場合はWorkdocsを使うのが一般的ですが、ManagedMicrosoftADを利用しているとWorkdocsの有効化がちょっと手間だなと思ったので、Workspaces環境にRDPしてファイルを取得してみました。
想定している構成
以下のような構成を想定して進めていきます。
WorkspacesClientでファイルコピーを試す
ローカル環境からWorkspaces Clientを使用してWorkspaces環境のファイルのコピーを行ってみますが…
このように、接続元のクライアントOSとWorkspaces環境は相互でファイルコピーが出来なくなっています。
Workspaces環境にRDP接続をする
ではタイトル通り、EC2(Windows)からWorkspaces環境にRDPを行っていこうと思います。
まず、以下の情報をメモしておきます。
- WorkspacesのPrivateIP(※停止中では表示されません。
- EC2のPrivateIP
WorkspacesのPrivateIPは以下から確認頂けます。
ネットワークインターフェイス一覧から「WorkspacesのPrivateIP」でフィルターを掛けるとWorkspacesに紐づいているENIを見つけることができ、更にENIに紐づいているセキュリティグループを見つけます。
Workspacesに紐づいているセキュリティグループのインバウンドルールに以下の設定をします。
- タイプ : RDP
- プロトコル : TCP
- ポート範囲 : 3389
- ソース : EC2のPrivateIP
これでRDPを行うための設定は完了しました。次にEC2(Windows)にRDPを行い、RDP先のEC2からリモートデスクトップ接続を利用してWorkspacesにRDPを試みます。
- コンピュータ名 : WorkspacesのPrivateIP
- ユーザ名 : 姓\ユーザ名
この時、リモートデスクトップ接続の設定で画面サイズを小さくしておくことをオススメします。
RDPしたEC2(Windows)からWorkspaces環境にRDPすることが出来ました。
RDP接続でファイルコピーを試してみる
無事接続出来たので、ファイルのコピーを行ってみます。今回は「pcoip.adm」をコピーしてみます。
Workspaces環境のファイル「pcoip.adm」をEC2(Windows)にコピーすることが出来ました。
最後に
Workspaces環境からあくまで一時的なファイルコピーの方法としては有りかなと思いやってみましたが、如何だったでしょうか。この記事がどなたかのお役になれば幸いです。